インテリジェントエッジ

スマホには、ジャイロ、加速度、位置情報といった各種センサーも入っており、いわゆる「IoTデバイス」と捉えることもできる。そして、端末が高機能化するなか、時間や連絡先、スケジュール、電子マネー、メールといったありとあらゆる情報がスマホに入っている。いわばスーパーパーソナリティーの情報が詰まったツールともいえるだろう。この両者の情報を組み合わせたサービスが今のトレンドだ。
一方、このように扱う情報量が増えるほど、データの転送と処理速度がネックになるのも事実だ。クラウド上にデータを送れば、どうしても処理が遅くなってしまう。そこで、端末上でなるべく情報の処理をしてしまった方が早い、それが「インテリジェントエッジ」という考え方だ。

顔認証

店舗管理端末は、各店の経営数値や販売状況、新規商品、顧客、従業員情報といったビジネスやプライバシー上、重要な情報を管理するため、強固なセキュリティ対策が求められる。そこで、セブン-イレブン・ジャパンは5月30日、全国のセブン-イレブン約1万9600店の店舗管理端末に、顔認証技術を採用すると発表した。今回採用されたシステムは、NECの顔認証AIエンジンで、端末のカメラに店舗オーナーなどが顔を向けるだけでログインできるので、IDやパスワードを入力する手間がなくなる。顔認証というと、遊園地のパスでおなじみだが、いよいよ、日常生活の中に浸透してくるのか。

顔認証は、IDカードやパスワードによる認証方法と異なり、盗難や紛失などのリスクが少なく、なりすましなどの不正利用防止への効果が期待できるうえ、作業開始までの時間を短縮でき、利便性も向上するとしている。

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